アフリカ最大級のスラム街に行った話

ケニアのナイロビにある
アフリカ最大級のスラム
キベラスラム

今回は
このキベラスラムの中にある
マゴソスクールを運営されている
早川千晶さんの
スタディーツアーに
参加させてもらった 
 

スタディーツアー当日の朝
スラムの入り口に集合し
ライフル銃を持った警官3人が
同行してくれる

この時点で
どんだけ危ない場所に行くんやろって
ビビりまくる

そして早川さんが
キベラスラムの成り立ちや
現状を色々お話してくれ
スラム内を進んでいく

もともとこのキベラスラムは
イギリスがケニアを占領していた時代に
強制的に居住区画が分けられ
高地で涼しく暮らしやすい場所を
白人居住区に
暑くて暮らしにくい場所を黒人居住区に
分けられた事から始まったのだそう

そうして形成されていったのが
ここキベラスラム
現在では
100万人以上もが暮らす
アフリカ最大級のスラムになっている



スラムの中は
ひとつの村みたいになっていて
色んなお店が並んでいる

野菜を売る人
床屋さん
屋台

多種多様な職業が混在する中でも
加工業が多くみられた

廃材をリサイクルして売る人
靴を作ったり直したりする人


お金を持たず
仕事を求めてナイロビに来た若者が
キベラスラムに流れ着き
加工職人の元で
丁稚奉公をはじめ
やがて技術を覚え独立していく

これはタイヤをリサイクルして
作ったサンダル

この男性は
スラム内で漢方薬を作って売っていた

みんな一生懸命
生きていて
働いていて
助け合っていて

私がイメージしていた
スラムとは
なんだか違って見える

偏見だったのかな

もっとみんな虚ろで
仕事にもつけず
悲観的に暮らしているんだと
思っていた

でもこれは
私が今回守られて
キベラスラムを訪れ
内情を熟知している
早川さんに案内してもらえたからこそ
見えた一面なんだと思う

個人的に来れる様な場所では
絶対ないし
危険を犯して来ちゃいけないと思う

長年キベラスラムで活動されていて
スラム内に顔見知りも多い早川さんでも
数年前にピストル強盗に
あったそうで

幸い周りの人の助けもあって
早川さん自身には
怪我はなかったけど
加害者の少年たちは
皆んな射殺された

自分が襲われた事で
更生の余地があったかもしれない
少年たちが殺された

それが早川さんにとっては
自分が襲われた事以上に
ショックだったと話してくれた

興味本位で
危険を犯すことが
周りにそんなふうに
影響するんだって
すごく考えさせられた

キベラスラムでは
インフラも整っておらず

トイレもシャワーも
共同(有料)
しかも住人に対して
数が少ないから
すぐに溢れて
衛生的にも
良くない状況

電気も通ってないところが
ほとんど

電線はあるけど
損傷したまま放置されてるところも多く
火事の原因になったり
感電死する人も
たくさんいるとゆう
(キベラスラムで1番多い死因は感電死だと伺った)

そんな状況の中で
一生懸命生きているスラムの人たち

話しかけると
笑顔で返してくれる人が
多くいた
この後マゴソスクールに訪問したんだけど
その事はまた次に書くね







Chiaki's Ownd

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