弱い私の心を造り変えていくのは…

金曜日
イスラエルでは
シャバットと呼ばれる
安息日で
夕方から
土曜の夕方までは
交通機関や
多くのお店が閉まり
経済活動お休みの日になる

この日は
家族で集まって
食事をするのが
イスラエルでの
安息日の過ごし方なんだって

あと電気系も使わないとかで
携帯やパソコンもオフにして
キャンドルライトで
夜を過ごすのが
トラディショナルなんだとか

遠くにも行けないので
今日は近くの
おしゃれな通りや
ビーチをお散歩

日中は暑いくらいで
泳いでる人もちらほら
そんなふうに
私も穏やかに過ごしていると
Emanuelから
メッセージが送られてきた

“気分はどう?
素敵な安息日を過ごしてね”

Emanuelは
エルサレムで出会った男の子

Emanuelがそんなメッセージを
送ってれた前日までの私は
彼に対して凄く冷たくしてた

気持ちに余裕がなくって
これから先の旅が
不安で不安で
何も決められず
進めず


エジプトからアフリカに進むのか
怖いから他のところに飛ぶのか

でも今アフリカ行かなかったら
多分なかなか行く機会もないだろうから
勇気をだしていきたい

でもエジプトはテロ
アフリカは治安が
こわい

好きで旅してるのに
勝手に不安に押しつぶされて

情けない気持ちとで
なんかいっぱいで
ボロボロ泣いて

泣いてても
何かを選んで動かないと
変わらないし
何でも好きな風に
選べるのに
一番どうしたいのか
分からなくて

そんな気持ちでいっぱいで…

楽しむ気持ちより
不安が勝るなら
旅する意味ないし
帰国したほうがマシかな

でもやっぱり
未来の私は
後悔するだろうな


そんなネガティヴに過ごした
1週間

そんな中
Emanuelが
テルアビブにしばらく来ていて
友達の家にステイしてるから
遊びにおいでよって
誘ってくれたり
とにかく
良く連絡をくれて
食事や散歩に誘ってくれていたけど

トルコあたりから
特に男の人の距離の近さには
警戒していたし
日本人は簡単に引っかかるなんて
考えの人にウンザリしていたから
やり過ぎなくらい
“NO”
をはっきりゆうようにしていて

Emanuelに出会った時も
何を誘われてもno!

とにかく
今考えたら
ひどい態度してて

そんなある時彼から
電話がかかってきて
今ちあきの宿の近くにいるから
ランチ行こうよって誘ってくれて

私はひどくネガティヴな気分だったし
遊びに出かける気分じゃなかったから

行かないよ
気分も体調も最悪やねん 
ごはんなんか食べられへん
もぅほっといてよ

ってその日もひどい返事して…

そしたら
その日の夕方
Emanuelが
友達家族と会いにきてくれたから
しぶしぶお家に行くことにした

お家についても
沈んで笑顔もできず
ソファーにうずくまっていて


そしたら
Emanuelが
食事を作ってくれて
食べれるだけでも
食べてよって言う



私はずーっとひどい態度してたのに
何でこんなにしてくれるの?
って思ったら
自分の情けなさと受けた優しさに
またボロボロ涙がでてきて


そしたら
今まで旅で出会ってきた人達の
優しさや温かさや
一緒に囲んだ食卓の事とか
辛い時に寂しい時に
包み込んでくれた事とか
ひとつひとつ
いっぱいいっぱい
思い浮かんできて
涙が止まらなくなって
恥ずかしいくらい
わんわん泣いた


もう涙で
お料理の味なんて
全然分からなかったけど
暖かさがお腹と心に染みわたった

さんざん泣いて
泣き疲れて
そのままソファーで
眠ってしまった
(めちゃくちゃしてるな私…)


わたしは
たくさんの人に
たくさんたくさん
優しくしてもらったり
助けてもらいながら
旅してる

1人だったら
とっくの昔に
ギブアップしてたに違いない

こんなへなちょこ旅人
みた事ないわって
自分で思う


どこまで
どんな風に
進んでいけるか
分からないけど
またもう一歩
踏み出してみよう。。

そんな安息日でした


Emanuelごめんね
それとありがとう

今からでも
友達やり直させてくれるかな

Chiaki's Ownd

世界の食卓を巡る旅 〜don't just visit, live a local life〜

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